ドクター・オクトパス

背中についた4本のアームが特徴的なオクトパス
研究者としての側面に加え、ヴィラン集団「シニスター・シックス」のリーダーとしてのカリスマ性も備えたキャラです。
USJに行ったことのある方はスパイディのアトラクションでもお馴染みのキャラですね。
このゲームにおいてもその実力は健在です。
実際に使ってみた感触や、相手として出てきた場合の対処法など、自分なりの考察をご紹介します!

特徴

3つの研究分野

オクトパスを使いこなす上で重要なのが3つの研究分野です(オクトパスに付いている緑、紫、黄のマーク)。これを貯め、適切に使いこなすことが何よりも重要になってきます。


それぞれの研究分野は、個々の条件を満たすごとに最大100まで貯まります。そして1番早く100まで貯まった研究分野は、突破口と呼ばれる追加効果を得ることができます。
それでは、研究分野毎の効果と突破口を見て行きましょう。

物理学

まずは物理学(黄色マーク)です。
これは相手がパワーを得ることで貯まります。こちらが攻撃することで貯まる上、パワーゲインを発動した相手に対しては勝手に貯まっていきます。
この研究分野が貯まると必殺技のダメージを最大50%まで減少してくれます。
そして突破口発動により5秒間のパワーロックの追加効果を得ます。
特に前述のパワーゲインに対しては勝手にパワーロックを発動できるためかなり相性はいいでしょう。

なおシグっていると、突破口の性質が変化し、相手に貯まるはずのパワーをすべて消費させ(実質的なパワーロック)、更に消費させたパワーの一部を逆に得ることができるようになります。
目に見えて得るパワーが増えるわけではありませんが、必殺技を地味に打ちやすくするなかなか便利な能力です。

化学

次に化学(紫マーク)です。
これは攻撃を防御したり受け流すことで貯まります。
普通の防御の場合は10、受け流しの場合は40貯まります。未シグの場合は3回受け流せば発動し、シグっている場合は各研究分野が60貯まった状態でバトル開始するので、開幕から受け流せばすぐ100まで貯まり突破口を発動できます。
この研究分野が貯まると防御能力がアップします。
そして突破口発動により5秒間ヒルブロの追加効果を得ます。
回復を頻繁に使うキャラとは相性いいですね。

そしてシグっていると、こちらも突破口の性質が変化し、相手が回復するはずの体力をすべて消費させ(実質的なヒルブロ)、そして更に消費させた体力の一部を逆に奪い回復できるようになります。
写真をご覧下さい。ゴブリンの乱心の能力により92の回復が発動している一方で、20の体力が複数減っているのが分かるかなと思います。
この効果で回復量が多い相手ほど逆にこちらの回復量が増えるという非常に便利な能力です。特に社長のオバロなどには効果抜群でしょう。

生物学

最後に生物学(緑マーク)です。
これは攻撃を受けたり当てたりすると貯まります。1番貯まりやすい分野ですね。
この研究分野が貯まると激怒と同様の効果を持ち、攻撃力がアップします。
更に突破口発動によりアーマーアップを発動します。
ただこの突破口を敢えて発動するよりかは前述の2分野のどちらかを貯めるのが妥当でしょう。
ただ攻撃を当てると普通に貯まるため、貯め方が似ている物理学の突破口であるパワーロックを発動しようとしてこちらが発動してしまう、といったこともあります。その点はよく注意しましょう。

なおこちらもシグっていると突破口に追加効果としてアーマー貫通率アップが適用されます。

研究分野のまとめ

色々説明してきたので、研究分野毎のまとめです。ぶっちゃけ研究分野のマークの色、貯め方、突破口をセットで覚えるだけで使いこなせるので、使いこなしたい方はそれだけ覚えてしまいましょう。

黄:相手のパワー上昇 突破口:パワーロック(未シグ) 実質パワーロック+パワースティール(シグあり)
紫: 防御or受け流し 突破口:ヒルブロ(未シグ) 実質ヒルブロ+ライフスティール(シグあり)
緑:攻撃or被弾 突破口:アーマーアップ

ここで研究分野、突破口について注意点があります。
①特定の突破口を発動させないまま10秒間放置していると、全ての研究分野の値がリセットされてしまいます。
②特定の突破口が発動中に別の突破口も同時に発動させることはできません(ただし、後述の必殺2は例外)。
③特定の突破口の効果が切れると全ての研究分野の値がリセットされます。

強攻撃

強攻撃を発動すると、突破口を解除してその分の追加ダメージを与えます(写真でゴブリンに入っている655のダメージが追加ダメージ)。
ただ突破口が解除され研究分野の値もリセットされてしまうので、あえて使うメリットは大きくはないでしょう。発動したかったのとは別の突破口を即解除するには便利です

必殺技

必殺1

必殺1は現在発動している突破口の効果時間をリセットできます(写真でヒルブロの突破口の時間をリセット)。もし突破口が何も発動していなければ、必殺1発動時点で1番多く貯まっている研究分野の突破口が発動します。
一見便利そうですが、各突破口の効果時間は5秒なので、そのまま使うだけではちょっと時間を伸ばせる程度に留まってしまいます。
しかし、後述の必殺3と合わせるととんでもない実力を発揮します。

必殺2

必殺2では、発動時点で100貯まっている研究分野の突破口をすべて発動できます。発動時点で既に発動している突破口は重複されます。
写真では文字通り全ての突破口の効果が発動しているのが分かります。
ただ、これら全てを一気に発動させるメリットがあるキャラは限られるので、どちらかといえばトドメに使うことが多い技ですね。技自体の威力も高いのでシメにはもってこいです。

必殺3

そして必殺3です。
オクトパスに吹っ飛ばされたキャラの表情を見るのはなかなかに面白いですね笑
この技では発動時点で発動していた突破口を5秒間重複させ、発動していた突破口の効果時間を5秒から10秒に変更します。
これだけ見ると「それで?」と言いたくなりますが、これが必殺1と合わせると凄いことになります。



この動画が非常に参考になります。
https://www.youtube.com/watch?v=SNUn6Q9GG7s
必殺3発動時点で発動していた突破口の効果時間が10秒に設定されることで、
10秒の間にパワーゲージを1本溜める→必殺1を発動して突破口の持続時間をリセット
を繰り返すことで、その突破口の効果を延々発動させ続けることができるのです。これを使えば、永久パワーロックや永久ヒルブロを簡単に行うことができるのです。
こちらの動画もご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=YhkkmVNa_mA
あの悪名高いレジェンドレルムのウルヴァリンのチート回復を永久パワーロックで無効化するだけでなく、シグスキルによるライフスティール能力で逆に回復し続け無傷で倒せるというトンデモな実力を持っています。

この突破口を永久発動させる能力を使いこなすことが、オクトパスを使いこなす上での醍醐味といえるでしょう。

ユニークシナジー

どれもオクトパスをより扱いやすくする便利なシナジーです。
まず同志であるエレクトロとのシナジーでは、突破口の効果が切れたときに通常では全て0にリセットされる研究分野を50にリセットしてくれます。
より次の突破口を出しやすくなりますね。
一方のエレクトロはクリティカル時に貯まるパワーが上昇します。必殺技も強力であるエレクトロにとってこの効果は地味に嬉しいですね。

そしてアントマンとのシナジーでは、化学(紫)を40持って戦闘開始できます。
これはつまり、シグっているとシグスキルにより60貯めた状態で戦闘開始+シナジーで40貯まるので、バトル開始後即座にヒルブロの突破口を発動できるということです。
特に開幕から回復するヴードゥーとの相性は抜群でしょう。
一方のアントマンは、なんとシグスキルの攻撃そらし発動時に相手から与えられた物理ダメージの40%を反射できる、エレクトロも棘もびっくりの能力が付与されます(写真2枚目。イエジャケに4入ってるのが反射ダメージ)。

ただでさえシグったアントマンは硬いため、そこに更に反射ダメージが加わればディフェンスでの活躍場面も増えますね。

そしてこちらも同志のヴァルチャーとのシナジーでは、時間経過による研究分野のリセットがなくなります。特にジャガノやナイクロ、宿敵クラスパなど取っつきにくいキャラ相手にはいいですね。
一方のヴァルチャーはクリティカルごとに貯まるチタウリ・エネルギーが5から10になります。

考察

アタッカーとして

相手によって適切な突破口を発動させ、それを必殺3と1のコンボにより永久化させれば「ずっと俺のターン」と言えるほど相手に対して優位に立ち回ることができます。そのため全体を通してもかなりの強キャラに分類されるでしょう。

それ故相性のいい相手も多く、パワーフラッドも回復も持つケーブルとの相性は抜群であるのを始め、ペリオンやモルド、シャワー、悪意や八方ふさがりなどのパワーゲイン系キャラ、ノード
ウルヴァリン、マジック、メフィスト、社長、ウルトロン、ビュッフェなどといった回復系キャラ、ノードとの相性も良く、適切に突破口を使いこなせば大抵の敵には優位に立ち回ることができるでしょう。

ただ使える突破口がデバフであるため、デバフを無効化できるエーヴェノやキングピン、マゾヒズムなどとの相性は悪いといえます。
また突破口を永久化させるためには、常に10秒以内にゲージを1個貯め必殺1を当てていく必要があるので、こちらが攻撃できないタイミングを作れるジャガノやムテコロ、クラスパ、ナイクロなどとの相性もあまり良くないと言えるでしょう。

対戦相手として

相手として出てきた場合は必殺2で飛んでくる岩を避けるタイミングが若干読みにくいですが、立ち回り自体はそこまで苦戦する相手ではないと思います。

ただし、ペリオンや旧ビジョンなどパワーゲイン系の能力を持つキャラは相性が悪く、パワーゲインやシンセシスに反応してパワーロックの突破口を発動されてしまうことから普段のような立ち回りができなくなってしまいます。
特に旧ビジョンの場合、開幕で発動するシンセシスをいきなりパワーロックされ、本来貯まるはずのパワーより少ないパワーしか貯まらなくなってしまいます。
使う際はその点を踏まえて十分注意しましょう。

アライアンスウォーのディフェンス

アラウォのディフェンスにはあまり向かないかもしれませんが、強いて置くとすれば被弾で貯まる緑の研究分野、突破口を強化する大激怒、強化アーマーアップ、必殺2改・志向などでしょうか。

作成・編集:PUTAO7125(【囚人】カサンドラ)